健康な人であっても一般に流産がおこる可能性は15%だといわれています。
6回妊娠したら1回は流産となる、6人中1人は流産を経験していることで流産が珍しいということでないのですね。

しかし、自然流産を3回以上に連続して繰り返す場合は何らかの原因が考えられるのです。

実際の習慣流産の発生する確率は1~2%であるからなのです。
(3回連続して流産することを習慣流産といいます。)

原因としては、

1.免疫学的な異常➡抗リン脂質抗体(お母さんの血中から抗リン脂質抗体が検出され抗リン脂質抗体が妊娠初期における絨毛組織の増殖を阻害し、妊娠を維持できなくなる場合や、抗リン脂質抗体が胎盤での血栓形成を促進させ、死産となる場合があります)

2.内分泌の異常➡黄体機能不全(妊娠維持ホルモン分泌が少ない)、高プロラクチン血症(プロラクチンが高い状態で黄体機能不全をおこす)、糖尿病(高インスリン状態により、胎児奇形をおこすため、流産になりやすい)

3.子宮の異常➡頸管無力症(胎児や胎盤、羊水などの重みにたえられず、子宮の入り口が開き、流産してしまう)、子宮筋腫や子宮の奇形(受精しても着床できない)、アッシャーマン症候群(子宮の中で癒着がおき、受精卵が着床できない、流産しやすい)

他には染色体の異常、原因不明が考えられます。

もし、3回以上連続して流産するようであれば、原因を探し検査、治療をすることが必要になってきます。

原因によって治療は異なりますが、原因疾患の治療を行うことで、流産する確率が少しはへり、死産となることも少なくなります。

何回も悲しい思いをするのは辛いですよね。
そういう思いをしないためにも、連続して流産、死産を繰り返す場合は病院を受診し、原因治療をおこなってほしいと思います。