「妊娠初期です。流産が進んでいるから、今回は…残念です。と言われたのですが、流産をとめれないのですか。安静にしていたら、流産がとまることはないのでしょうか。」

残念ながら進行性の流産なら、子宮の中に赤ちゃんを認められない、または、赤ちゃんの心拍がとまっている状態で、子宮の入り口が開いてしまっている状態なので、流産となってしまうのです。

妊娠初期の流産の多くは赤ちゃんの染色体の異常や遺伝子病気であったなどが主な原因となります。

どうしても、異常のない赤ちゃんに比べたら、生命力が弱くなってしまうのです。
自然界と同じですよね。

今回は、悲しいですが、赤ちゃんを天国に見送ってあげなければいけないです。

流産で安静が適応なるのは、切迫流産です。

切迫流産とは、流産の発生の危険性がみられるものの、(少量の性器出血、軽度の下腹部痛、下腹部はった感じ、腰痛などの症状があらわれます)子宮の入り口はしまっていて、子宮の中に赤ちゃんが認められ、そして心拍が認められることを言います。

そして、その治療法が安静(寝てすごす)となるのです。

横になることで、重力にさからわずにすみますよね。腹圧で子宮が収縮しなくてすむのです。

子宮が収縮すると、子宮の中の赤ちゃんが押し出される可能性が高くなったり、子宮の入り口の熟化がはじまり(熟化➡くだものを落としたりすると、くだものはやわらかくなってきますよね。それと一緒です。)子宮の入り口が開きやすくなり、流産となってしまう可能性があるのです。

ここで余談ですが、四足歩行の動物の流産ってあまり聞かないですよね。この原理と一緒なのです。

なので、切迫流産の治療法では、安静が第一なるのです。薬を使って流産をとめられないの?って疑問に思いますよね。

子宮の収縮をとめる薬はあるのですが、残念ながら16週以降からしか使えないことになっているのです。

こういう理由で妊娠初期の切迫流産の場合、安静が治療となるのです。流産がすすんでいるから安静治療という訳ではない理由を理解していただけたでしょうか。