1人目は何の苦労もなく授かったのに、二人目を考えて数年…なかなか授かることができずに悩んでいるという夫婦が増えています。私も身近にも数組そんなご夫婦がおられました。この状態を二人目不妊といいます。


1人目ができたのだから自分は不妊症ではないと思い込んでいるために検査や治療の遅れが目立つのが特徴です。


この場合、1人目は何の問題もなく妊娠・出産できたことから先天性の疾患は疑えません。先天性疾患以外の不妊原因、たとえばホルモンバランスの異常や卵管、卵巣の状態など、時間(老化)とともに変化して起こる不妊原因に的を絞って検査を行うことができます。


二人目不妊の原因の多くは、分娩後の子宮内膜炎や卵管炎にあると考えられています。また、分娩後に長期間授乳していたために、排卵が起こりにくくなるケースもあり、これも原因の一つにあげられます。男性側の原因としては、急激な精子の減少が起こることも考えられます。


したがって、二人目不妊で原因の予測が絞り込みやすいという点は違えども、それらを治すための治療は通常の不妊の人と同じです。1人目は何の治療もなく出産できたのに、二人目は体外受精で授かったという夫婦もいます。


受診の目安としては、まずきちんと排卵していることが確認できており、それに合わせてセックスをしているにも関わらず半年たっても妊娠しない場合には受診を考えてみる時期です。そうでなくても、早めに妊娠を望んでいる人や、女性が30歳を過ぎているのであればそれよりも早い時期に受診してもいいくらいです。


どちらにしても不妊治療を開始するのに早すぎるということはありません。