年齢を重ねると、妊娠率が下がっていくことは漠然と知られるようになってきていますが、なぜそのような現象が起きるのか、自分の体のことについて知らない女性が案外多いような気がします。例えば、私がこれまでに出会った女性の中には、生理周期の数え方を間違っていたり、身体が老化するように卵子も老化していくことを知らない方もいました。


卵子が「原子卵胞」という細胞から作られていて、「原子卵胞は年齢を重ねるごとに「減少」しながら「老化」していく。ということを前の記事でお伝えしました。老化が進んだ卵子は「質」も低下していて、染色体の異常が起こりやすくなります。


では、具体的にどのようなことが起こる可能性があるのかというと…


精子を受け入れる力が弱くなる(なくなる)
受精しても、細胞分裂できなかったり、途中で止まったりする
受精卵が子宮内膜まで届かず着床できない


などの障害が起こりやすく、赤ちゃんを授かりにくくなるほか、妊娠が成立した後も


赤ちゃんに奇形や障害が生ずる
赤ちゃんが発育できず、流産してしまう

産科婦人科学会によれば、35歳で体外受精を初めて、出産した割合は16,8%ですが、40歳で始めた方では8.1%という数字も出ています。体外受精での妊娠率もやはり年を取るごとに低くなってしまい、20代後半では約27パーセント、出産できるのは約20%です。年齢を重ねれば重ねるほど現実は厳しくなっていきます。


キャリアや生活設計ももちろん大切ですが、年齢を重ねれば確実に妊娠・出産の成功率は低くなります。「妊娠したいと思った時には遅かった」と言うことがないよう、身体の準備(妊活)の『適齢期』を逃してしまわないようにしてほしいと切に願っています。

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