私が同僚から不妊治療をしていることを知らされた経験をお話します。




不妊治療を始めたはいいけれど、周りに話すか話さないか迷っている方は結構多いのではないでしょうか。
不妊治療も最初の段階であれば自分やパートナーの体のチェックなど、あまり頻繁に通院する必要がないので仕事の都合も割合つけやすいものです。

しかし、体外受精等の段階になってくると、採卵前のホルモン注射や卵胞の大きさチェックなどで場合によっては1週間~10日毎日通院しなくてはならなくなるケースもあり、仕事の調整が難しくなってしまうことも多くなります。

まずは職場に対して報告した方が良いか、または報告しない方が良いかを考えてみたいと思います。私の場合、報告された立場も経験しているのでその時のことをお話ししたいと思います。

実際に私の職場でのお話しです。



以前の職場の同僚が不妊治療をしていました。
彼女は不妊治療をしやすい環境を作るため、フルタイムの仕事からパートタイムの職種に変えて私と同じ部署に配属されていました。私たちの部署には、私と彼女の2人しかいない職種だったので、私としては彼女が不妊治療のために毎朝2時間の時間休を取ることを知らせてくれてとても助かったというのが正直なところです。

また、彼女が不妊治療のために職種を変更したことや、現在、治療のどの段階まで来ているのかもその都度説明してくれましたので、ホルモン治療による彼女の体調の変化や急な診療のための時間調整などにも気持ちよく応じることができました。

これがもし、何も知らされておらず「しょっちゅう休みを取る人」くらいの印象しか持っていなかったとしたら、何度も自分の休みをずらしたり時間休の分をカバーしたりすることができていたかわかりません。

しかし、彼女の姿を見て、不妊治療を知らせるか否かと同じくらい大切なことを感じましたので付け加えておきます。

それは、仕事に対する姿勢と休みを取るときの態度です。

彼女は仕事中はテキパキとやるべき仕事をこなし、自分の手が空くと同僚の仕事を手伝ったり効率のよくなる方法を考えたりと人一倍仕事熱心でした。
そして、不妊治療のために休みを取るときには決して当たり前という態度ではなく、日頃から感謝の気持ちを表してくれました。だからこそ私も彼女の不妊治療の成功を素直に願えたんだと思います。

もし、治療が成功して子どもができても子どもの病気などで急な休みを取らなければならない事態も起こりうるわけです。
それだけでなく、親の病気だったり介護だったり人はそれぞれのライフステージの中でやらなければならないことがあって当たり前です。

それをやってもらって当たり前という態度で同僚に仕事を振って帰っていく…そんな人に対しては誰も気持ちよく対応できないはずです。

休みが増えることで同僚たちにその分の仕事のカバーをしてもらわなければならなくなることは同じことでしょう。
話せる間柄であることが前提ですが、同僚としては一言知らせておいてもらえてすごく助かった。そんなお話でした。